頭がいい人の“成功”習慣術―脳が冴え、すべてがうまくいく30の法則


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頭がいい人の“成功”習慣術―脳が冴え、すべてがうまくいく30の法則

頭がいい人の“成功”習慣術―脳が冴え、すべてがうまくいく30の法則

  • 人と上手に付き合うにはまずその人をすきになること
    • 怒りっぽくて嫌われ者の上司には、なぜそんな人物なのか理由があるはずである。怒るという行為は、自分の権威や権力を確認し誇示するという示威的な意味が働いている。だから、極端に怒りっぽかったり権威的だったりする上司は、その裏に上司としての自信の無さやコンプレックスが隠されている可能性があるわけだ。
  • 書き出して考えることの大切さ
    • 問題が複雑だったり、絡んでいる人が多い場合は、図式化することをお勧めする。文章でしか表現できないこともあるが、図にすると関係性がはっきりとわかるので、より問題点が明確になる。図の良いところは頭の中で抽象的に考えていたことが、具体的に見えてくることである。
  • 目標は具体的に立てそれを達成した自分をイメージしよう
    • 具体的で明確な目標を立てる。目標を達成するまでの時間や必要なことを紙に書く。目標を達成するための中間目標を設定する。目標を達成したときの自分をイメージする。
  • 上司といい関係を築くには
    • ドイツの精神医学者クレッチマーの体格と性格の研究では、気質を大きく分裂気質、躁鬱気質、粘着気質の3つに分類している。
    • 分裂気質の上司は、アンフェアなことは嫌いなので、こちらも小手先のテクニックは使わず、正攻法でいったほうがいい。
    • 躁鬱気質の上司は、開放的な性格で周囲の状況にもよく対応できる。このタイプの上司には、遠慮せず思い切って懐に飛び込んだ方が可愛がられるだろう。
    • 筋肉質の粘着気質の上司は、粘り強い性格で几帳面であるとされている。秩序を好み、軽快さに乏しく、思考や説明は回りくどくわかりづらい傾向がある。昔でいうお役人タイプだ。経理部や総務部などが向いている。約束や秩序は正直に守り、他人に対する礼儀正しく丁寧である。しかし、自分が認められないと爆発的に怒って、正当性を主張することもある。そんなときは容赦なく相手を非難したり攻撃したりするので、十分な注意が必要である。また、一度機嫌を損ねると根に持つタイプなので、誠実な対応が求められる。礼儀正しいことを好むので、挨拶は欠かさずしたり、年賀状やお中元、お歳暮などもした方が良い。仕事の報告もこまめにするのが賢明である。
  • 人が誰かと会って最初にすることは、挨拶である。挨拶のポイントはまず、相手よりも先に自分から挨拶をすることだ。この時注意したいのは、服装や身だしなみはもちろん、声や表情である。張りのある元気な声、笑顔であいさつすることを心掛けてほしい。練習を積むことで挨拶にも自信が出て、堂々とした挨拶ができるようになるので、馬鹿にせず鏡の前でぜひ練習してほしい。好印象を与える挨拶が出来れば、その後の仕事がスムーズになるのだから、挨拶は練習する価値があるのだ。