「プロの聞く技術が身につく本―よりよい人間関係を築く35のポイント」

プロの聞く技術が身につく本―よりよい人間関係を築く35のポイント

プロの聞く技術が身につく本―よりよい人間関係を築く35のポイント


    • -

(以下、引用)



沈黙が聞くことの基本



聞くことは無力感を味わうこと



話の内容ではなく、今の相手の心を聞く



相手の呼吸と合わせると相手の気持ちがわかる



しっかりと悩む時間を与える



何とかしてあげよう、のその心が部下との関係を悪くする。良かれと思って対応する5つのパターン。教えてやろう。気づかせてやろう。つきとめてやろう。気分転換してやろう。とりあえず切り抜けよう。「…してあげよう」という気持ちに気をつけましょう。




アドバイスよりも思いやりを求めている。



気がつくと聞き手と話し手が逆転している



解決してやろう、が聞くことを妨げる。「悩んではいけない」「悩むことは良くない」とする考えがあり、相手の悩みを排除してやろうとするのです。しかし、私たちは相手の悩みが物質的な不満であれば、それを与えることによって解決できるものの、それ以外の悩みと不満に対しては、何もしてあげることが出来ないのが現実です。いや、物質的なものの不足による不満であったとしても、最終的に解決してあげることは出来ないのかもしれません。子供はほしいおもちゃが手に入らずにダダをこねますが、そこでおもちゃを買い与えると、その不満はいったん解決しますが、本当の解決にならないことがあります。子供は、また次に欲しいおもちゃが出てくると不満を言うようになります。子供の不満の解決とは与えることではなく、子供自身が何でもすぐに手に入るものではないことに気づき、我慢を覚えることであり、また家のことを手伝うなどして自分の努力を通じて手にいれ、自ら不満を乗り越えていくことのはずです。



正しさは人を導くことよりも傷つけることのほうが多い。



8割〜6割。受動的な聞き方。沈黙、相槌
2割〜4割。積極的な聞き方。繰り返す、まとめる、気持ちを汲む。



聞き手の話が4割を超えてはいけない。



満足感があってはならない。



変えようとするな。わかろうとせよ。



悩みながら課題を乗り越えさせる。



話の内容でなく、今の相手の心を聞く。本当の気持ちを一緒に見つけていくのがカウンセリング。



答えのない問いに向き合う。



ひとりの人間としての自尊心を高めてあげる。