大前研一通信 特別保存版 マネーハザード金言集
- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: ビジネス・ブレークスルー出版
- 発売日: 2007/11/12
- メディア: 新書
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国内にじっとしていたら低利と徳政令の挟み撃ちにあう可能性が高い。世界全体に分散投資し、最適地で資産形成していくという世界の資産運用の常識を、今こそ日本人は学ばなければならない。
低金利の時代なのに、日本からお金が出て行かない。この国民性にわたしは絶句してしまう。それが日本人でした。
900兆円もの貯蓄先である郵貯や銀行、生保が機関投資家として直接国債を買っている。個人が直に国債を買ったほうが特なのに、直接国債を買う人は少ない。わざわざ郵貯や銀行に余計な経費を負担しているようなものだが、実態はもっとお粗末で、ほとんどの国民は預け入れた金融機関が裏で国債を買って無精を決め込み、自分たちで必死に運用しようなんて思っていないことを知らないだけなのだ。
アメリカの巨大ファンドは会社ではなく、人物に投資する。