冨山和彦

指一本の執念が勝負を決める

指一本の執念が勝負を決める



4年に1度くらい、本を通して人生が変わるほどのインパクトを持つ作者に出会う。僕の場合は、村上春樹、スティーブン・コヴィー、河合隼雄ピーター・F・ドラッカー(そして加藤鷹)がそれに当たるように思う。



まったく期待せずに買った本だったけど、今回の冨山和彦(元・産業再生機構COO)さんの著書は上記の偉人にも負けず劣らないインパクトがあった。



僕は本を読むときはいつも、狂人のようにブツブツ言いながら、ペンで線を引きまくる(そして、僕が本を読むのは大抵、電車の中だ)。そして、ペンで引いたところだけ、このブログに書き写したり、2回目に目を通すときに読んだりする。後からペンで引いたところを見てみると、本っていうのは重要なところは意外にすくなくて、良書であっても全体の1割にも満たないことが多いことに気づく。まあそれ自体は良いことでも、悪いことでもない。



上記の冨山和彦さんの著書は、その9割以上に線を引いてしまっているほど熱い内容だった。ビジネスを通じて「一流の生き方」「日本の今後」を知ることが出来ます。最近の本の中ではずば抜けて本当に良い本なので、是非どうぞ。