2007-05-15 飯塚昭男「人物をどう見分けるか」 書評等 - (以下、引用) 人間はまるで巨大な 矛盾のかたまりのようではないか。 美と醜、正と邪、善と悪、楽観と悲観、蛮性と知性、勤勉と怠惰、理想と現実−こうしたものが平然としているのが人間である。それを全否定するわけにはいかない。そうした人間の特質をよく理解して、どう矛盾を調和させるかが大事なのである。 人間的魅力はいわく言い難いものであるが、多分そうした人間性の矛盾を自分なりに消化してアウフヘーベンした者だけが手に入れるものではないか。