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- 作者: 藤巻健史
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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【日銀の資本金】
日銀の資本金は1億円。55%を政府が持って、45%を民間で持っている。
【金本位制→管理通貨制】
通貨は日銀が作り、財務省が発行している。
日銀の紙幣は兌換紙幣と言われていました。なぜ兌換紙幣かというと、昔は紙幣を日銀へ持っていくと金に換えてくれたんですね。当時の日銀は発行銀行券と同じ分の金を持っていたわけです。
昔だったら金に換えてもらえたのですが、いまは単なる紙切れ。しかし、日銀はそれに見合う健全なる資産を持っている。要するに日銀は国債という健全なる資産を裏づけにして紙幣を発行している。
昔は金本位制だったと話しました。金というのは、世界的に共通する価値があるものです。兌換紙幣というのはその金と交換できた紙幣のことです。ところが、金本位制ですと、発行できる通貨の量というのは、中央銀行が持っている金の量で決まってきます。
保有している金以上の紙幣を発行すると、みんながいっせいに紙幣を持ってきた時に金が足りなくなって困るわけですから。いまは金本位制ではなくなり、管理通貨制になっています。管理通貨制になると、日銀が紙幣を刷りたいだけ刷ることができる。
【通貨、紙幣はごく一部】
紙幣というのは貨幣のごく一部でしかありません。振込み、もしくはクレジットカード、こういったお金の動きのほうが紙幣の動きよりも大きいのです。
【お奨め】
(長期的には円安になるので)外貨建て商品を買う。