安野モヨコ「さくらん」
- 作者: 安野モヨコ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/11/05
- メディア: コミック
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タヒパチ君が貸してくれた、
安野モヨコさんが吉原を背景に描く花魁(おいらん)の世界。
花魁(おいらん)をwikipediaで調べてみたところ。
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花魁(おいらん)は、遊廓の中で位の高い遊女の呼称。妹分である禿や振袖新造が「おいらの所の姉さん」と呼んだのが語源とされる。 吉原の太夫を指している語であったが、太夫を含む高位の遊女を花魁と称するようになっていった。 花魁と付き合うためには、莫大な資金が必要であるため傾城(けいせい)などとも呼ばれる。
花魁は格の高い遊女であって、相手もそれなりの地位が必要であった。 このため、花魁は幼少の頃から徹底的に古典や書道、茶道、和歌、三味線、囲碁などの教養、芸事を仕込まれていた。
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安野モヨコさんは、
「ハッピーマニア」「美人画報」の成功を経て、現在では、
少女雑誌なかよしに「シュガシュガルーン」を、
青年雑誌モーニングに「働きマン」を連載するなど、
新しい分野に今も挑戦し続けている。
それぞれの分野において、
物語の背景はそれぞれ変わっているけれど。
安野さんが描く主人公は破天荒で、元気があって、
言いたい事はハッキリと言うし、
何事にも一生懸命だけど、
「実は」すごく真面目な女性という点では、
ハッピーマニアの頃からあまり変化はない。
そういった魅力的なギャップを持つキャラクターを、
異なる背景に置くことで、
また異なる物語が生まれてくる。
すごく明るいけど、すごく哀しい。
花魁という世界には、
より一層安野さんの描くキャラクターが映えるような気がしました。