「できる社員は要領がいい」
できる社員は要領がいい (仕事の原則すっきりわかるシリーズ)
- 作者: 鶴野充茂
- 出版社/メーカー: ディーアート
- 発売日: 2003/03/01
- メディア: 単行本
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皆さんもお気づきの通り。
私は、死ぬほど要領が悪い。
死ぬほど要領が悪いので、去年はマジで死にそうになっていた。くらい要領が悪い。
?例えば、テキストは最初から順番に読むし、
?分からないことがあったら気になって先に進めない。
?捨てれない。課題は1から順番に全部したい。
最近は、T大学主席候補(ある意味日本で最も頭が良い)の隣で毎日働いている。この人は「ビックリするくらい」頭が良くて、僕は毎晩、自分の非力さ・チッポケさに涙で布団を濡らす日々を送っている。そんな感じで、この3ヶ月は「いかに自分が要領が悪いか」ということばかり考えている。
本もイロイロ買ったけど、その中でもこの本は結構良いです。☆☆☆☆★
たしかに、この本は具体性に欠ける部分はある。
しかし。最近の僕は色んな「要領のいい人(100%良い意味です)」を観察しており、そんな中で「ウッスラ感じ始めた要領の良さのコツ」をしっかりと言語化してくれている。その点が、僕にとっては嬉しかった。
以下は重要部分
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要領とは、最も大切なところを見極めてそこに集中することを示す。同時にそれ以外は手を抜くことを意味する。
目的意識を持った手抜きをすること。
手抜きの決断が出来なければ、良い仕事はできない。
手抜きが必要なことであると自覚し理解して、受け入れる。
仕事で最初にすることは、目標を決めることである。最初は必ずゴールを設定すること。ゴールを設定せずに走ることは、要領の悪さへとひた走っていることになる。
ただし、目的が大切。目的がない要領の良さは、ただの手抜きになる。短期・長期、仕事・プライベートの目的を明確にすることが、要領よくなるためのスタートであり、前提である。
目標や夢を願望にしてはいけない。目標には必ず期限を設ける。目標に対して求められている力加減は最初に確認する。こだわりすぎてはいけない。
何か大切な仕事に集中するということと、そのために他の仕事の手を抜く重要性をきちんと理解することが大切。
従って仕事は?成果のための仕事と、?評価のための仕事に分けられる。
?成果のための仕事はやることが明快であるから、時間をかけてはいけない。とにかくパッとやる。やり方で悩んだりしない。一番簡単な方法で、とにかく早くそして確実にこなす。結果は同じだから、早く仕上げることが大切。
?をするときは、自分の持っているリソースを全て投入する。人。
全部できる前に報告を入れる。そうすると、その仕事は途中で止めてもよくなる場合がある。あるいは、いちばん手間がかかる最後の仕上げをスピードアップできることがある。とにかく、苦労しそうなところが前に見えたら、そこまでの報告をすぐにする。そうすると手間を省略できる可能性が高い。手間は回避せよ。失敗が明らかになりそうな時も同様。悪いことからまず報告せよ。8割の完成度には2割の努力で持っていける。完成することにエネルギーを燃やさない。
仕事は分散する。一転集中は駄目。完璧さより数で勝負。仕事は完璧にするより、数をこなす方がなれる。
全体像を把握する。
時間があるから要領が悪くなる。締め切り効果が最大の要領の良さ。