ボビー・バレンタイン


ボビー流

ボビー流

バレンタインの勝ち語録―自分の殻を破るメッセージ80

バレンタインの勝ち語録―自分の殻を破るメッセージ80


大学の友人には「生徒会長」とか「何らかの公式・非公式なグループで、リーダーとか副リーダー」の経験を持った人が多い。人の輪の中の「ど真ん中」に立てる人材が多いわけだ。


けれど。私には全く、人の輪の中の「ど真ん中」に立った能力もなければ、経験もない。人の輪に入れずに、教室の隅が最も落ち着くような人間だった。高校時代は特にひどかった。


高校1年の両親懇談会の帰り道「東大、早稲田、慶応なら東京に行っていいよ」と両親に言われ。そして「母というトラウマ」から逃れるため3年間、ひたすら勉強した。昼休みも授業中も。そして学校を休んでひたすら自習した。ちなみに「授業を聞かずに自習している」という理由で、生徒指導室に呼ばれて、2時間、正座させられ、説教された経験があります。「タバコ」とかじゃなく「自習」という理由で、何でそこまで怒られなあかんかったんやろう。。。とは未だに少し思わなくもないです。


あと。1年から私大狙いで、テスト期間中にテスト勉強しない。数学も全くしない。という荒削りな戦略をとりました。その結果、極度の数字嫌いになった私。ええ。目的は達成しましたが、その数字嫌いが今となっては、職業的に致命的です。まあそれもいいとして。


ともかく、そんな風に。人の輪の「ど真ん中」どころか、人の輪から離れていくことに必死だった暗黒の高校時代。重要な性格形成期に、私の中の「リーダーシップ」能力が一切、育まれることもなく。


だから。「リーダーシップ」とか「カリスマ性」ということに、最近はとてもコンプレックスを持っている。最近は、ここ2年間のロッテ・マリーンズの変貌に驚き、「ボビー・バレンタイン監督」の素晴らしいリーダーシップに感動したので、注意を払って見守っています。その「1000分の1でも、リーダーシップを真似できへんもんか」と。

                            • -


私が学んだバレンタイン監督のリーダーシップのポイント4つ


?管理職こそ、現場の人間よりも、現場に精通しなければならない。共に戦い、共に勝ち、共に負けることで、部下と共感できる立場に立つ。


?部下の努力を讃え、ミスは見守る。ただし、同じミスを繰り返した場合、ミスを真剣に受け止めない場合は、断固たる態度で厳しく指摘しないければならない。


?批判や否定的側面に主眼が置かれている状態や、間違っていないことだけをしようとする状態では、成功することは困難。正しいことだけでなく、失敗や間違ったことを恐れずに、トライすることが評価される環境を作らなければならない。


?綿密な準備が必要。綿密な準備は自信の基礎ともなる。

                • -

バレンタイン監督は、試合を休場して、息子の卒業式に参加したらしい。もちろん休場する日には、コーチが監督の代わりを努められるよう、綿密に打ち合わせをしていたという。「家族の記念になる行事は、仕事よりも大切であり、その行事を心からお祝いするために、前もって備えておくべきなのです。」と監督は言っている。