ヒカルの碁


ヒカルの碁 1 (ジャンプコミックス)

ヒカルの碁 1 (ジャンプコミックス)


今日は夕方から、先輩がご飯に連れてってくれるという。だから、3時間早めに家を出て、難波の漫画喫茶に入り込んで読破した。連載時には、あまり面白くないなあと思って読み飛ばしていた漫画。しかし。途中からじゃなく、最初からキチンと読むとまあまあ面白い。「碁」っていう地味なテーマでよく書いているなあ。と思う。


あんまり売れない漫画って、キャラクターをどんどん出しすぎて、一人ひとりのキャラクターが薄くなって、つまらなくなってしまうものも多いように思う。それで人気が出ないから、また新しいキャラクターを投入するという悪循環。でも。この漫画は、結構キャラクターが出てくるのに、一人ひとりのキャラクターが薄くなっていかない。それは。テーマである「碁」に対する各キャラクターの思い入れや背景がよく書かれているからだと思う。曽田正人さんの漫画のように「なぜ、棋士なのか(バレエダンサーなのか、レーサーなのか、消防士なのか)」と言う点がしっかり描かれているように感じたのだ。


ただ。メチャクチャ面白い。というレベルでもない。地味なテーマをエピソードの豊かさと作画力でよく調理しているなあという感じがしたんです(誰やねん。お前は)。