河合隼雄「カウンセリングを語る(上)」


カウンセリングを語る(上) (講談社+α文庫)

カウンセリングを語る(上) (講談社+α文庫)


人間としてバランス感覚があまりない私。バランスの大切さ、を思い知る毎日。


「両立しがたいものをわれわれの生きている心の中にどこまで両立させていくか」(P46)


聞けば聞くほどに「聞いてやろう」という上から見ている自分に気づくし、「うまく聞いてやった」と思う自分がむくむくと出てくる。受容するのが、カウンセリングの基本といっても、要所によっては自己主張したり、けじめをつけることが大切になる。


「一般に勇ましいことやカッコいいことは長続きしないものです」(上巻P198)