P・F・ドラッカー「プロフェッショナルの条件」



ドラッカーは「日記をつける」ことを説く。

それにより、

?目標を掲げ、自分の強みが何かをしり、それに集中する。
?時間の使い方を知り、効率的な時間の使い方へと改善する。

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?について


一人一人の人間にとって最大の問題は「いかにして成果をあげられるようになるか。いかにして変化を乗り越え、キャリアを通じ、また人生を通じて、成果をあげ続けるようになるか」であるという。


そして、新しい仕事で成果をあげるには、新しい仕事を始めるたび、どのような貢献(組織の成果に影響を与える貢献)ができるかを自問しなければならない。


10年あるいは15年にわたって有能だった人が、急に凡人になってしまう。それは、新しい仕事についても、前の仕事で貢献した方法を捨てられず、同じ方法で仕事を続けてしまうからである。

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?について


する必要の全くない仕事、すなわち、いかなる成果も生まない完全な時間の浪費であるような仕事を見つけ、捨てる。


実は、本当に行うべきことは優先順位の決定ではない。優先順位の決定は比較的容易である。集中できる者があまりにも少ないのは、劣後順位の決定、いかなる成果も生まない完全な時間の浪費であるような仕事の決定と、その決定の遵守が困難だからである。


いかなる成果も生まない完全な時間の浪費であるような仕事を見つけるには、時間の記録に出てくる全ての仕事について、「まったくしなかったならば、何が起こるか」を考える。何もおこらないならば、その仕事をすぐに捨てる。


また、「他の人でもやれること」を考える。

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「成果をあげる人は、多くのことをなさなければならないこと、しかも成果をあげなければならないことを知っている。時間の収支は、常に赤字である。時間の半分以上は依然として自分の時間ではない」とドラッカーでさえ言うのだ。僕なんて、どれだけ無駄な時間を過ごしているか、想像に難くない。