池谷裕二氏の勉強法


だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法 最新脳科学が教える 高校生の勉強法    東進ブックス 記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス)


脳研究学者であり、現在コロンビア大学客員教授である池谷裕二氏が書いた勉強法。


脳と記憶のメカニズムを知らないで勉強をすることはルールを知らずに野球をするようなもの。という本書裏の説明書きが熱い。確かにそうだと思う。


?タイミングよく繰り返すことが記憶の定着につながる。1日に3回見るよりも、時間を空けて3回見たほうが効果的である。そして良い復習のタイミングとは、当日、翌日、(翌日から)1週間後、(1週間後から)1ヵ月後。ちなみに忘れる速度は人によって違わない。また、復習効果があるから参考書は変えないこと。


?覚えたい内容を他の内容と結びつける「連合」という、そして「連合」によって物事を次々に連結して豊かな内容にすることを「精緻化」という。例えば「連合」は街を作っていくことを意味し、「精緻化」は街と街をつなげる道路を作ることに似ている。これにより、記憶はより強くなっていく。


?まず全体像を把握する。これが出来そうでなかなか難しいというのが、私の感想。


?耳の記憶は目の記憶よりも強い。

                                    • -


「人間は負けたら終わりなのではない。あきらめたら終わりなのだ。」というニクソンの言葉が、文中に記載されていました。それにはとても勇気をもらった。