P・F・ドラッカー


ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる

ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる

明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命

明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命

ポスト資本主義社会―21世紀の組織と人間はどう変わるか

ポスト資本主義社会―21世紀の組織と人間はどう変わるか


上記の3つは言っていることが同じである。少子化労働人口の減少により、
企業の支配者が変わる。
企業が変わる。
トップマネジメントが変わる。
雇用が変わる。
従業員が変わる。

そして。国境の意味が薄れ、技術革新によって製造業の価値が減少する。


結論として、上記のように流動性が加速するから、家族を始め、新しいコミュニティを社会に構築しなければならない。敗者復活を可能にしなければならない。所得格差を20倍以上にしてはならない。


従業員が変わる。について。私たちができることは。日記を書く。それにより以下を明らかにする。


?自分は何か。強みは何か。
?自分は所を得ているか。
?果たすべき貢献は何か。
?他との関係において責任は何か。
?第二の人生は何か。


すでに起こった未来―変化を読む眼

すでに起こった未来―変化を読む眼


難しい。今日、ドラッカー4冊読んだけれど、村上春樹さんの本みたいにそばに置いて、何回も読む必要があるんじゃないかなあと思いました。だって、2・3回読んだって、言ってること半分も理解できない。



先日亡くなったダイエーの創業者である中内功さんが、ピーター・ドラッカーにひたすら質問を投げかける対話書。日本高度成長期の偉人である中内功さんが、まるで子供のように質問を投げかけている。それを見ると、やっぱりドラッカーの偉大さを感じざるを得ない。その内容は経営学・経済学・哲学・歴史学をも内包するような高度なもので、僕なんかが一読しただけでは全く歯が立ちません。これから、時間あるときは読み返そうと思う。


確かに、中内功さんはバブル崩壊後に敗者として、財界を去ることになったのでかなりイメージは悪い。


しかし。この本を読んでいると、かなりの知識を有してドラッカーに挑んでいることが分かる。中内功さんはこの本を通して、「イノベーション(革新)」に関して多く尋ねている。


僕はそれを見て、?これだけの知識を持ち、?ドラッカーの意見を真摯に聞こうとして、?さらに「革新」という点に執着しているのに、どうしてダイエーという巨大企業が何千億(何兆?)という負債を抱えて潰れかけてしまったのか、よく分からなくなった。やっぱり従業員が何万人単位になれば、いかに優秀なトップを抱えていたとしても、そのコントロールは容易ではないのかもしれない。僕なんかでは想像もつかない世界ではある。


ただ。とてつもない成功をした人は、やっぱり成功体験を容易に捨てることは出来ないのかも。その成功体験によって、次の時代を生きれないことは多くあるかもしれないな、とは思う。


自分が成功したと考えた者は、その時点で次の失敗が約束されている。