マンガ子供の上手な叱り方、下手な叱り方


(以下本文)


  • 叱ってばかりいると、子供は注意されることに慣れてしまいます。すると、人の話をいいかげんに聞く態度が身についてしまうという問題も出てきます。だから、普段は細かいことにいちいちうるさく言わないで、これだけはダメということをしたときだけ、本気で叱りましょう。
  • 禁句
    • 子供があまえてねだる時「今日だけよ」
  • 食事中に、食器類ひっくり返すとき
    • ひっくり返したり、遊び始めたりしたら、「もうごちそうさまなら片づけますよ」と、一応、念を押して片づけてしまいます。そして、欲しがっても、次の食事になるまでは出さないことです。
  • 普段それだけしか食べないなら、給食にでるものはほとんど初めて見るものでしょう。そんなの大人でもイヤじゃないですか。食べ慣れたものの中に珍しいものがちょっとだけならば、これくらいならた食べてみようと思うものですよ。
  • 万引きの原因の一つに、お母さんのスーパーでの買い物の仕方があるように思います。子供は欲しいものを持ってきてかごに入れます。そんな時は、今は買わないということを納得させ、一緒にその棚まで戻って子供自身の手で返させてください。数回繰り返すうちに、勝手に棚から持ってくるようなことはしなくなります。
  • もう一つの問題は、お菓子などを棚から取って、レジを済ませる前に、食べさせるお母さんがいることです。お金を払う前は、まだお店のものです。レジでお金を払ってから、それがそれが自分のものになる、という仕組みを子供に分からせるためにも、絶対にお店のなかで包み紙をやぶいたり、食べたりしないでください。
  • 小さい頃から、おもちゃなどを買うのは特別な日だけ、とルールを決めておくことが大切です。子供が何か欲しがっても、その日まで我慢させましょう。何か買って欲しいとダダをこねられても、一度買わないと約束したら、がんとしてその意志を通してください。小さいときからそうやって育てれば、こどももきちんと我慢します。お母さんは自分を愛してくれている、大事に思っているということが子供の心に浸透していれば、物質的な我慢は出来るものです。
  • 赤ちゃんを連れて散歩や買い物に行くときは、「お空が真っ青で気持ちがいいわねえ」と赤ちゃんに話しかけてください。親子の間で情緒的な話をしていると、家庭生活全般において情緒的になり、子供の心が安定して、順調な発達をしていくのです。