松岡正剛

最も大切だと考えること3つ

  • 同じことをやらない(千夜一夜において、ある一夜その方法で書いたら、その方式は絶対に使わない。出し切って出し惜しみしない。分母を動かす、順番を変える。)
  • 必ず最初からする(すべての物事には「前」があって、そういう意味での「起源」が存在する。従って、注意のカーソルを「起源から」「起源へ」というように移していく。例えば、コップは昔は木のコップであったように、何でも前があり、ルーツがあるということ)なお、これは学ぶ順番を意味するのではない。
  • 自分で学んできたものは、全て渡してきた。

編集観⇔編集術
知の編集工学⇔知の編集術
破⇔守

編集の前提

  • 世間+言葉でつくられているこの世の中に、本当の意味でのオリジナルは存在しない。自分らしさとか意味がない。問題解決じゃなく、問題創造。

編集対象の構造

  • 基本、関係、構造、意味

編集とは

  • 対角線を折る=違うものと違うものを組み合わせる=新しい関係の発見=編集
  • 言い換える、順番を変える、分節化する(分ける)、ルーツを遡る(その「前」は何かを考える、何故あるのかを考える)。
  • 注意のカーソルを意図的に動かすことにより、ものごとを固定的ではなく、動的に見るようにする
  • 分母を動かす
  • 情報は何かの上に載っている。分子/分母だとすると、つまり分子が情報。そして分母を変えると分子が変わる。すなわち、地(ground)が分母で、図(figure)が分子。
    • コップ(ここでは分母)とペン(ここでは分子とする)があるとする。コップをドラムにすると、ペンはドラムスティックになるし、水が入っているコップにすると、ペンはマドラーになるし、コップの関係を変えたら、ペンの情報が変わった。
    • 人生/旅(旅に出ると人生が変わる)。
    • 蛙/池・生物・厨房(とすることにより、蛙の意味が変わる)。
    • 男性/会社・家族・愛人(とすることにより、男性の意味が変わる)。
    • コップ/○(コップがコップのままでは企画は生まれない)。
  • 変遷・系譜を知る


編集教室

  • 編集はスピードが大切で、出来はまた別。
  • 自分の考える癖を覚えておくこと。そこに欠点があるかもしれないが、欠点は最大の長所であることもある。
  • 編集教室で指摘された私の特性として、こ
  • 順番を変える練習をした。
  • 付箋を使って、お金を払った順番に並べて、その後、満足した順番に並び替えた。
  • 並び替え(ポストイットを使って、題名に沿って、ポストイットを並び替えた)
  • 置き換え(分子/分母)
  • 言い換え
  • 読み替え
  • アナロジーが大切なので、類語辞典を買う。
  • 忙しいときは仕事を増やすと、仕事が速くなる。なぜなら、無駄をそぎ落とそうと考えて作業するようになるから。

明星さんに学ぶ論文の書き方

  • 賛成論の時に、賛成論を必死に考えるよりも、反対論の否定を考えたほうが早い。同様に、否定論の時には、否定論を考えるよりも賛成論の否定を考えたほうが早い。
  • まず枠組みをしっかり考える。起、承、転、結を考える。特に転をしっかり考える。考えた後に、サポート資料を検索する。その結果、量がたりなくても、起とか承を厚くすればぜんぜん大丈夫。