女の子が幸せになる子育て
- 作者: 漆紫穂子
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2008/11/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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(以下引用)
- お父さんのNGワード
- それで結論は?
- 俺は今、仕事で忙しいんだ
- そんなこと、一人で決めて
- 後にしてくれ
- はいはい、ごめんなさい。俺が悪かった。
- 無言
- 得意な分野は少しずつ違うけれど、子供には、誰でも無限の能力が潜んでいる。どういう時にその能力が表に出てくるのでしょう。
- 小さな成功体験によって、自信が生まれたとき
- 自分なりの目標ができたとき
- 人の為に、何かをやって喜ばれた時
- 子供の行動が変わるときは、下記の場合が多い
- 成功体験があった
- 目標ができた
- 小さな自信が成長の糧に
- 子供は知らず知らず「人と自分を比べて自信をなくしている」ことがあるからです。そんなとき、誰かが自分を見てくれていて、小さなことでもほめてくれることで、自信を持てるようになります。
- 「どうせできっこない」という子供の心にスイッチを入れる一言
- 「練習したって上達する訳がない」「どうせ、自分は勉強なんかできない」など、自分を卑下したり、諦めたりしている言葉が子供の口から出てきた時は、「もしできたとしたら?」という言葉を掛け、明るい未来を思い描かせたり、ゴールイメージを膨らませてあげたりすると、心にスイッチが入る可能性が高まるでしょう。
- 子供がゴールをイメージすることの効果は他にもあります。たとえば部屋を片付けてほしいとき、親が「片付けなさい」と言っても、なかなか言うことを聴いてくれないのではないのでしょうか。そんなとき、子供の頭の中には、自分が部屋を片付ける過程が浮かんでいるかもしれないからです。そうするととたんに面倒くさくなってしまいます。そこで、「きれいになったらどんな気持ちがする?」「きれいになった部屋で何がしたい?友達を呼べるようになるね」など、片付いた後のイメージが頭に浮かぶような言葉を掛けてみてはどうでしょう。不思議と片付けている過程のことが気にならなくなるようです。
- 自分で選ぶ体験が子供の自立を早くする。
- 選択には責任が伴う
- 自立した子供に育てるためには、折に触れ、「選択」をさせてあげるといいのではないでしょうか。子供にとって「自分で選ぶ」体験はうれしく誇らしいものです。生死や将来に大きくかかわるような選択ではない限り、たとえ失敗すると分かっていても、時には目をつぶる勇気も必要です。
- 勉強する習慣が身に着く三点固定の法則
- 三点とは、起床時間、夕食時間、就寝時間
- 自学自習の習慣がついている生徒に、勉強する時間帯を聞くと「帰宅後夕食前」「夕食後就寝前」「起床朝食前」のポイントに固定されていることが多いのです。そして、そういうご家庭は、起床・夕食・就寝の3つの時間が毎日きちんと固定されているようです。
- 注意点は、曜日によって例外を設けず、夕食が8時なら8時と固定させること。出来る限り、休日も含めてペースを守ります。夏休み・冬休みを例外を作らないのが原則です。
- 勉強する時は、時間で区切るのではなく、量で区切る方が集中します。
- 大切なのは、切り替えと集中。
- 門限は心のストッパー
- これがあることで、友達と遊んでいて、色々な誘惑にかられたとしても、心の中でブレーキがかかります。
- 子供に家計をオープンにする。
- 教育にお金がかかる時代です。そうした事実を知ることで、自分がいかに大切にされているか気づくこともあるでしょう。
- ちなみに私が育った家庭では、お給料が入ると母親がそれを家族の目の前で分配していました。食費・教育費・小遣いなどと封筒に小分けにしていくのです。おかげで私は家計の仕組みをビジュアルで理解することが出来ました。
- 私の実家が少し変わっていたのは、ボーナスの時期になると、子供にまでボーナスが配られたことです。ですから私は子供心にボーナスの有難さを理解していました。その代わりお年玉はもらえません。収入に応じて家族にも配当が生じる。今、考えると、とても合理的なシステムであったと思います。
- 年中行事で自然や文化を意識する
- ご家庭であれば、年中行事を行うことが、季節感を意識する格好の機会になるでしょう。
- 自然に対する畏敬の念や感謝の気持ちなど、私たちの祖先が大切にしてきたものを無意識のうちに感じることが出来る上、節分や七夕などは、家族間のコミュニケーションとの機会としても役に立つことでしょう。
- お母さんにとっては多少、手間のかかることに感じられるかもしれませんが、そんなに手の込んだことをしなくてもいいのです。お店で売られている七草がゆセットでも、仮に七種がそろわなかったとしても、季節を味わう心の種をまくには十分だと思います。
- ネット社会から子供を守る。
- やる気を促す問いかけ、やる気をくじく一言
- 子供は、大人からアドバイスをされたり、指示されたりすると、かえってやる気をなくしてしまうことがあります。まして、そのタイミングが、本人自身、やらなくてはと腰を上げようとした瞬間に重なってしまうと、ますます、やる気はそがれてしまいます。
- たとえば、部屋を片付けたがらない子供がいたとします。「掃除をしなさい」と命令形で言っても動きそうにありません。そんなときの問いかけは「掃除は今日する?それとも明日する?」と選択肢のある疑問形で聴くようにしてみます。この場合、答えは「今日する」「明日する」かのどちらかになるはずです。おそらく、先延ばしをして「明日する」と答えることが多いでしょう。しかし、少なくとも自分の意思で「明日掃除をする」ことを選択したわけです。単に「掃除をしなさい」と命令された時と比べて、掃除をする可能性は高まるでしょう。
- 聴くこと
- 相手の発した言葉を受け止め相手に返すことです
- さりげなく、相手の動作の真似をしてみることです
- 相手のペースやトーンに合わせることです
- 親同士の悪口がトラウマに
- 私がよく保護者会の席で言うことがあります。それは「お子さんの前で、大人同士の悪口は言わないようにしましょう」ということです。たとえば、「パパは家のこと気にしてくれない」「ママはだらしない」というように、お子さんの前で親が互いの悪口を言ったり、愚痴をこぼしたりすることはないでしょうか?その時は、お子さんが味方になってくれることもあるかもしれません。そうやって、ずっと悪口を聞かされてくると、いつしか親のことを軽んじるようになるでしょう。そうなると、反抗期になり何か問題が起こって、いざ「お父さんに叱ってもらう」「お母さんに任せよう」と思ったとしても、効き目がなくなってしまいます。大人同士の悪口は、結局は、互いの権威をつぶしてしまうのです。
- がんばるときだけ応援するというスタンスも
- 本校は運動部の活動が盛んと言うこともあり、世界レベルの活躍をしてきた選手のお母さんと話す機会もあります。そんな会話を通じて、子供との接し方に、いくつかの共通点があることに気付きました。それは次の三点です。
- 競技に関してはコーチに任せ、自分はサポートに徹する
- 子供がコーチの悪口を言っても同調せず、コーチによく相談する
- 子供が本当に困っているとき一緒に動揺しない
- なかでも、サポートに対する考え方には興味深い共通点がありました。一言で言えば、「頑張るあなたのことは応援する、頑張らないあなたは応援しない。」というスタンスなのです。
- 本校は運動部の活動が盛んと言うこともあり、世界レベルの活躍をしてきた選手のお母さんと話す機会もあります。そんな会話を通じて、子供との接し方に、いくつかの共通点があることに気付きました。それは次の三点です。
- 学校選びをする際は
- どういう子に育てないのかという、子育ての方針や価値観を家族で共有する
- 共有した方針や価値観に合う複数の学校を親が捜す
- その中から、最終的に行く学校を子供が決める
- 留学を成功させる2つのポイント
- 日本とつながる携帯電話を置いていくこと
- 留学期間中は、特別な事情がない限りは帰国をさせたり親が訪問したりしない