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- 作者: 藤原和博
- 出版社/メーカー: 幻冬舎メディアコンサルティング
- 発売日: 2009/09
- メディア: 単行本
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(以下、内容)
成長社会→成熟社会(パイが増えなくなった)。
この仕事は合わないから辞める→この仕事を工夫して面白く出来ないか。
単純計算が早い→文章題、図形問題、グラフの読みに強い
正解を導く力→納得解を導く力
成長社会では「借金は個人の信用のバロメータ」。だから「個人的には、借金が多ければ多いほど信用がある」と嘯く人がいた。会社なら、その資産バランスを株式市場がチェックするから、そう言えなくもない。しかし、パイの増えない成熟社会では、やっぱり「借金ゼロ」が偉いのだ。
これからの時代、与えられた問題に、教えられた正解を返すだけの子供は弱い。一方で、経験したことのない問題にぶつかっても、間違いや失敗を恐れず、納得できる解答を捜せる子供は強い。
クリティカル・シンキングとプレゼンテーション能力を向上させなければならない。
実際に社会人になると明快な正解がある問いなど、ほとんどないことがわかるはずです。
転職を繰り返す若者が増えています。晩婚化が進んでいます。まったく関係のないように思える二つの傾向が、あるキーワードでつながります。それは「本当の自分」。以前、「自分探し」という言葉をよく耳にしました。本当の自分を探して、旅に出たり、仕事を変わってみたりするのです。それでは「本当の自分」とは何でしょうか。今ここで現に生きている自分とは別に、どこかに「本当の自分」が隠れているとでも言うのでしょうか。はっきり言いましょう。本当の自分なんて幻想です。
子供をテレビで育てることはドラッグ漬けにしていることと大差ありません。
親子や教師と生徒はタテの関係、友達はヨコの関係、そして利害関係のない第三者と子供との関係がナナメの関係です。