出井伸之「日本進化論」

日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書)

日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書)



ソニー代表取締役会長出井さんの新著。



この人はきちんと根拠を提示して未来を書くので好きだった。なぜなら、ちゃんと根拠を提示して未来を書けばそれが間違っていたとしても、考える方向性の土台(=根拠)を学ぶことが出来るからだ。



しかし、最近はちょっと現実離れした内容になってきたように感じました。なぜなら、それは昔みたいに根拠がきちんと書かれている訳ではないためだ。確かに、視点が大きくなってきたのはいいんだけど、そのために具体性な根拠を欠く未来予想が多くなってきたことは残念でした。