「王様の速読術」

すごく良い本です。
この本に書いていることが完全に出来たら、おそらく、



情報収集能力は2倍になるし、


人生がもっともっと豊かになる、と思う。



王様の速読術

王様の速読術



確かに、速読術っていうと


「1分間に何万字」


とかアプローチが多くて、
ちょっと怪しいし、実現可能性が低いように思うんだけど。





しかし。これは違う。


これはそういった「速く読む」というよりも、



「必要な2割だけだけ読む」


というアプローチ。





僕は昔、思っていた。


賢い人は読む早さが速い


んだと。
全部、もしくは、ほとんど読んで、
そのほとんどを理解しているんだと。
そもそも。頭の賢さが違うんだと。





でも。


今はこう考えている。


「賢い人は読む速さが速い」


「難しい本こそ、その8割以上を読まないと分からない。


しかも。じっくり読まなければならない」



と考えているのは、



愚かな人間だけである。と。






本でも何でも、重要な主張とか、作成者の言いたい事は、
中身のうち2割にも満たない(2割もあれば、それはすごく良い本だ)。



だったら、その2割だけ、
見つける方法さえ知ってれば、



人の読む2割の力で情報を得ることが出来る。





結局、最近は色んな賢い方々のお話を伺っていて思うのは、
賢い人というのは、ある意味では、



「ほとんど読まないで、


本当に必要な2割だけをじっくりと読み、


8割の情報を手に入れる」


人間であるに過ぎない。





(仮にその本や書類の内容が、
2割を超えて重要だという場合もあるだろう。
しかし、それは後で簡単に修正できることだ。
とりあえず、自分にとって


2割しか重要でない、


と考えてアプローチすることが、非常に重要である)






こういったことは、僕たちが、



仕事の書類とか伝票を読むことにも



当てはまるし、



UCLAとかハーバード大学MBAエリートが


ケーススタディの課題を読むときにも当てはまる。
おそらく。世界の指導者たる人が
核兵器に関する膨大な資料」を読むときにも当てはまるはずだ。




たった。それだけの違い。







でも、その単純なことを完全にやることは、
本当に難しいのだが。


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(以下、具体的内容)



?目次を読む
?スキャニング
?スキミング



とにかく、??はおいといて、
何よりも?目次をじっくり読みながら、


A「目的意識」(ゴールであり、その本から自分は何を得たいのか)
B「期限」(何分で読むか)
C「プライオリティ」(8割の項目を捨てて、2割の興味ある部分に絞る過程)


を設定する。



ということに尽きる。



(以下で、上記A、B、Cについて順番に詳しく書く。)





A「目的意識」




本(でも書類でも)を目の前にしたとき、



その本から自分は何を得たいのか、


何のために、時間を割いて、


自分はその本を読むのか、



ということを、しっかりと持たないで、
本を読み始める人がほとんどであるし、僕もそうだ。





つまり、何でもそうなんだけど、




ゴールをしっかりと考えないで、


とりあえず走ってしまうという悪癖



が、多くの人間にはありがちだ。



その癖を捨てることは、非常に難しい。




でも、
仕事でも何でも一緒だけど、
目的意識=ゴールをはっきりさせて取り組むと、
その作業の自分に与える意味と速さは、
すごく変わってくるように思う。






B「期限」




時間を区切ること。
すなわち、時間を常に意識しながら読むことが大切。





C「プライオリティ」




自分にとって意味のある2割の内容をピックアップするか、
すなわち。



8割の内容をどうやって切り捨てるか。



まあ、これに関しては立ち読みでもしてみてください。



追伸



例えば、このブログの最初から、
太い文字と、その周りだけ、ざーっとと読んで行ってみて下さい。
おそらくそれだけで言いたい事は、
何となく伝わるんじゃないかな?



読んだ文字数は全体の、
2割にも満たないはずです。




最追伸



もちろん。


小説とかは別ね。


趣味等の、純粋に楽しむための本は、
じっくりと時間なんて考えずに読んだらいい。