天使なんかじゃない
- 作者: 矢沢あい
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1992/05/15
- メディア: コミック
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「女心を知るためにはこれを読め」という複数のアドバイスを頂いたので、
漫画喫茶にこもって読んできた。
感想。。。
「ますます女心が分からなくなりました。
正直、この漫画ってそんなに面白いの?」
(ええ、「天ない」ファンの「だからお前は駄目なんだ」というため息が聞こえてきそうですが。)
。。。僕の中での混乱はますます深みへと。。。。
「フルーツバスケット」とか「ハチミツとクローバー」とかにも、挑戦したほうがいいんでしょうか?とりあえず次回は「NANA」行っときます。
しかし。
ただ一つ分かったことがある。
それは女性が好きな男性像の一モデルだ。それは言うまでもなく、
この漫画の主人公、冴島翠が好きになる須藤晃というキャラクター。
普段はクールで、女性を突き放す感じで。
でもいざという時には、すごく頼りになる。
自分だけをしっかりと抱きとめてくれる。
というキャラクターだ。
対照的に私を鑑みると、
普段は泥臭く、女性に甘えるような感じで、
そしていざという時には、全く役に立たないチキン野郎。
クリスマスは友達を入れて3人で遊ぼうとする。
というキャラクターだ。
比べると、もてない理由がハッキリと分かる。
その意味では、意義深い読了だったのかもしれない。
追伸
まずは晃っぽくリーゼントですか。何ならバイク通学(勤)を始めますよ。
再追伸
その後、本宮ひろし「俺の空」を読んだ(ちなみに本宮先生は「サラリーマン金太郎」等で有名な男性漫画界の巨匠)。
俺の空 第6巻 (ホームコミックス 本宮ひろ志傑作集 24)
- 作者: 本宮ひろ志
- 出版社/メーカー: ホーム社
- 発売日: 1995/05
- メディア: コミック
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ちなみにあらすじは以下。wikipedia+少し修正より。
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日本最大の財閥、安田グループの総帥を父に持つ主人公・安田一平(二年生で高校を卒業して、東大に入学)が『旅に出て一年以内に自らの手で、グループ首脳50人が認める人生の伴侶を見つけなければグループの総裁になれない』という一族の掟により、人生の伴侶を見つける旅に出て大人物になってゆく物語である。
旅立ち前夜には、一平の高校の担任である、婚約者がいた女教師と肉体関係を持つという壮絶な第一回から、物語が始まる。
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補足すると。毎回、女性と出会う→女性が惚れる→肉体関係(波打ち際の絵が描かれる)という、おそらく女性には理解しがたいであろう、男性の勝手な理想を具現化しているという意味では、すごい漫画です。ええ。誤解されてる方がいるとは思うので言っときますが、エロ漫画じゃないです。
というか「天使なんかじゃない」も「俺の空」も、恋愛という意味では物語のベクトルは同じ方向を向いているはずだ。はずだが、しかし。
「矢沢あいが描く女性の理想」と「本宮ひろしが書く男性の理想」は対極をなす。僕は男性と女性は究極的に分かり合えないかもしれない、という想いを強くした。
それにしても。この決して相容れないであろう2大巨匠の、2大漫画を偶然続けて手に取ったのは、何かの導きとしか思えないです。