ピーター・F・ドラッカー「ドラッカーの遺言」


ドラッカーの遺言 (講談社BIZ)

ドラッカーの遺言 (講談社BIZ)


昨日の夜、一人読んでウッスラ泣いていた。


もうドラッカーの新書が読めないことが悲しかった。また。会ったことはないけどずっと彼の本を大切に繰り返し読んでいたから、自分がお世話になった先生がいなくなったような気がして、改めて。


20世紀最高の知性は、2005年11月11日に95歳でなくなった。


その時。僕は試験に合格して、東京に就職活動と家探しにやって来ていた。ドタバタしていて、ニュース・ソース等を見ていなかった。だから、気がついたのは亡くなって1週間後くらいの日経の追悼特集だった。六本木のホテル、朝食を食べながら日経を開いたとき、ショックを受けたのを覚えている。


冗談抜きで、200歳くらいまで生きて欲しかった。これから、彼のように1000年単位の視点で過去を評価して、そして未来を指摘してくれる人は出てこないだろうな。本当に寂しいです。これまでの本をさらに繰り返し読んで、今あるものだけでも、もっと深くドラッカーから学びたいという想いを強くしている。私はチッポケで微力だけど、彼が望んだ「良き世界」へ向かうための一助になりたい。あ。また泣きそうになってきた。


亡くなる3ヵ月半前、日本の講談社BIZがインタビューを行っていた。その緊急出版。「講談社BIZ、えらい&ナイス」と言わせて頂いてもいいですか。私、とりあえずこの本はこれから20年読み続けると思います。ドラッカーが最後にくれた宝物。


束心から感謝の意を捧げますとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。