オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える


誰もいない部屋に戻ってきた。冷蔵庫もないくせに、部屋が冷たい。


母から持たされたお弁当をあけて、煮物を食べる。
こんなんが何よりも美味しい今日この頃。


やることもないので、自転車に乗って、
大手町の丸善に立ち読みしに向かう。


ジェフ千葉を率いる名将、
イビチャ・オシムに関する著作が刊行されていたので購入。


ご存知の通り、彼は弱小チームであったジェフ千葉
1年で優勝争いできるチームに育て上げ、
3年目の今年は遂にナビスコカップ優勝を成し遂げた名将です。


1990年ワールドカップ・イタリア大会で、
彼が、異なる民族が入り乱れるユーゴスラビアを率い4位を獲得したことは、
もはや伝説ともなっていて。


その後、1991年から始まるユーゴスラビア紛争当時の代表監督であったために、
民族紛争の激動の中心に巻き込まれ、民族間の誹謗中傷の矢面に立たされた、
という凄まじい経験を持っている。


買おうと思っていた会計の本2冊は、各7000円することが判明し、
とりあえず諦めることにしました。そんな下らなそうな本よりも、
1000円程度のオシムの本の方が、どれほどばかり意味深いだろう。



サブタイトル「フィールドの向こうに人生が見える」が示唆しているように、
この本を読むと、オシム監督の偉大さと、
彼の人生を揺さぶったユーゴスラビアの民族紛争の凄まじさが、
伝わってきます。


折角、東京にやってきたので、2006年シーズンは是非、
ジェフの試合をスタジアムに見に行きたいと思っています。


皆さんも宜しかったら、下のページに飛んで、
左側にあるメニューの中から「オシム監督語録」を選択してみてください。
サッカーに関するコメントのはずなのに、
あらゆる人生に響くような深淵さがあります。


http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/index.html