伊東明
この人の心理とか、説得術に関する記述の中で、
具体的に実践可能で有用なのは、以下のみ。
好意を得るためには、
?真向かいには座らない。←真向かいに座ることは、対決姿勢となってしまうから。
?心臓側から近づかない、立たない。←人は心臓に近い側に立たれると警戒心をもってしまうから。
?同じ動作をする。→と、信頼感や好意を獲得できるから。
- 作者: 伊東明,河北隆子
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2003/06/17
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (5件) を見る
2005年9月1日の日記で記述した「聞く技術」を子育てに適用することを主張する本。子供が出来たらじっくり読めば良い。以下は要旨。
子育てには「聞く技術」を適用すべきである(「聞く技術」の具体的内容に関しては、2005年9月1日の日記)。
確かに、子供の話を聞くことは当たり前であるし、簡単なようにも思える。
しかし、実際は聞いているようで、最も聞いていないのが子供の話ではないだろうか。そして「話す技術」を子育てに適用することで、子供の中にある力を引き出すことが出来る。具体的には、足りない部分は責めないようになり、良い部分を伸ばすようになったりする。
以上より、子育てには「聞く技術」を適用すべきである。
「聞く技術」が人を動かす―ビジネス・人間関係を制す最終兵器 (知恵の森文庫)
- 作者: 伊東明
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2003/05/01
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 21回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
- 作者: 伊東明
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2002/12
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
↑この2冊は「心理戦で絶対に負けない方法」と同じことを言っている。
この本は、歴史上の人物を心理学的に分析しているだけで、あまり役に立たない。なぜなら、あとづけの感じがしたし、しかも実践可能性は低いからである。
結論「馬鹿になるのは、エライ人になって感謝の気持ちを忘れるから」
人間は手に入れたと思った時点で、失われるものがたくさんあるように思う。それは人間にとって、最も恐れるべきものの一つである。例えば、イチローは「最も怖いものは、自分の軸を失ってしまうこと」であると言っている。偉くなるほど、強くなればなるほど、自分の初心や、本来の目標を持ち続けることは難しくなっていく、のだと思う。
人を見る目があると思った時点で、人を見る目は曇ってくる。
自分が特別だと思った時点で、その特別さは失われる。
自分が偉いと思った時点で、その偉さは失われる。
他人に謙虚でなくなったら、他人を下に見ているということを意味する。そして、それは自分の中に油断が生じていることを意味する。
株式を見る目があると思った時点で、株価を見る目は曇ってくる。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
最後に、(またイチローの話で悪いけど、)イチローは2004年にジョージ・シスラーを抜いて、262本のメジャー最多安打を記録した。そのとき「もっと野球がうまくなりたい」とコメントしてたのを聞いて、本当にすごいと思った。
本当にエライ人は、現状で満足しない。現状に甘んじない。
「聞く技術」が人を動かす―ビジネス・人間関係を制す最終兵器 (カッパ・ブックス)
- 作者: 伊東明
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2001/01
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (5件) を見る
「腕組み」は相手に対する不安がそうさせている。
相手の表情・動作をコピーすることで信頼感がうまれる。
相づち、うなづき、繰り返しの重要性。
まあ基本的に、それくらいしか内容はないです。