伊東明


「心理戦」で絶対に負けない本―敵を見抜く・引き込む・操るテクニック 「心理戦」で絶対に負けない本「実戦編」―説得する・支配する・心を掴む


この人の心理とか、説得術に関する記述の中で、
具体的に実践可能で有用なのは、以下のみ。


好意を得るためには、


?真向かいには座らない。←真向かいに座ることは、対決姿勢となってしまうから。
?心臓側から近づかない、立たない。←人は心臓に近い側に立たれると警戒心をもってしまうから。
?同じ動作をする。→と、信頼感や好意を獲得できるから。


「聞く技術」が子どもを伸ばす!

「聞く技術」が子どもを伸ばす!


2005年9月1日の日記で記述した「聞く技術」を子育てに適用することを主張する本。子供が出来たらじっくり読めば良い。以下は要旨。


子育てには「聞く技術」を適用すべきである(「聞く技術」の具体的内容に関しては、2005年9月1日の日記)。


確かに、子供の話を聞くことは当たり前であるし、簡単なようにも思える。


しかし、実際は聞いているようで、最も聞いていないのが子供の話ではないだろうか。そして「話す技術」を子育てに適用することで、子供の中にある力を引き出すことが出来る。具体的には、足りない部分は責めないようになり、良い部分を伸ばすようになったりする。


以上より、子育てには「聞く技術」を適用すべきである。


「聞く技術」が人を動かす―ビジネス・人間関係を制す最終兵器 (知恵の森文庫)

「聞く技術」が人を動かす―ビジネス・人間関係を制す最終兵器 (知恵の森文庫)

説得技術のプロフェッショナル

説得技術のプロフェッショナル


↑この2冊は「心理戦で絶対に負けない方法」と同じことを言っている。


心理戦の勝者―歴史が教える65の絶対法則


この本は、歴史上の人物を心理学的に分析しているだけで、あまり役に立たない。なぜなら、あとづけの感じがしたし、しかも実践可能性は低いからである。


なぜ「エライ人」は馬鹿になるのか?


結論「馬鹿になるのは、エライ人になって感謝の気持ちを忘れるから」


人間は手に入れたと思った時点で、失われるものがたくさんあるように思う。それは人間にとって、最も恐れるべきものの一つである。例えば、イチローは「最も怖いものは、自分の軸を失ってしまうこと」であると言っている。偉くなるほど、強くなればなるほど、自分の初心や、本来の目標を持ち続けることは難しくなっていく、のだと思う。


人を見る目があると思った時点で、人を見る目は曇ってくる。


自分が特別だと思った時点で、その特別さは失われる。


自分が偉いと思った時点で、その偉さは失われる。


他人に謙虚でなくなったら、他人を下に見ているということを意味する。そして、それは自分の中に油断が生じていることを意味する。


株式を見る目があると思った時点で、株価を見る目は曇ってくる。

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最後に、(またイチローの話で悪いけど、)イチローは2004年にジョージ・シスラーを抜いて、262本のメジャー最多安打を記録した。そのとき「もっと野球がうまくなりたい」とコメントしてたのを聞いて、本当にすごいと思った。


本当にエライ人は、現状で満足しない。現状に甘んじない。



「腕組み」は相手に対する不安がそうさせている。
相手の表情・動作をコピーすることで信頼感がうまれる。
相づち、うなづき、繰り返しの重要性。


まあ基本的に、それくらいしか内容はないです。