勉強本(福井一成、黒川康正、児玉光雄)


思うように時間がとれない大人のための科学的勉強法


ある時期に、大阪中の大きい本屋を回って勉強法の本棚を片っ端から精査して、たくさん買い込んだ。それで時間をかけて片っ端から読んでいった。けれど。結局は劇的に成績を上げる魔法のような勉強法は存在しない。ほとんどの本が基本的なことを繰り返し書き、そして、残りの本が実行不可能な応用的な記述であった。結局は、基本的なことをしっかりと身につけることこそが、勉強法の向上に関して最も必要なことであるのかもしれない。そして、基本的なことを完全にやり遂げることほど難しいことはなかったりもする。なお、まじめで神経質な、私のような人間こそが、非効率な勉強法に陥りやすいことを意識しなければならないことは言うまでもないようです。


決して時間で目標を立てないこと!!
いい意味でヤマを張ること。優先順位をつけること。
朝型であること。
昼寝も含めてよく眠ること。
全体像から攻めて行くこと。
忘却曲線(これは池谷裕二さんの方が数倍意義ある)。
寝る前30分前に暗記。
寝る前は暖かいミルクと軽いストレッチ。


仕事と人生が10倍楽しくなる20代からの速学術―資格三冠王・黒川康正の


過去問をひたすらに重視すること。
最低点で合格すること。


なお、30代までは仕入れであり、40代からは売上というアドバイスは頭の隅においておこうと思う。


イラストでわかるここ一番!の集中力を高める法 (Illstrated Guide Book Series) 頭が良くなる秘密ノート プロフェッショナル・シンキング―松井秀喜・イチローに学ぶ


児玉光雄さんの著作3冊。一冊目には、ストレスと回復のバランスを図る。ことだけが有用だが、この点に関しては「ジム・レーヤー」の焼き直しであって、彼から学んだほうが早くて、意義がある。二冊目、三冊目は全く得るところがなかった。児玉光雄さんの著作は、個人的には全く彼なりの視点がなく、面白くないと思う。題名が大げさで興味深かっただけに失望は大きい。彼の著作に5000円も突っ込んだ私はアホです。